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保健室につき、腕をめくったら広い範囲で青くなっていた。 ちょうど保健室は誰もいなかったので、そのままサボる事にした。 みぃに湿布を貼られ袖を下ろした。 『さぁ。綾。話して。』 …仕方ない…。 『一週間前ぐらいから机にメモが入ってるの。』 『メモ?』 『どんな?』 『書かれてる事は毎日違って、宝龍から離れろ。瑠榎にぃに近寄るな。魁に近寄るな。などなど』 『は?って事は宝龍の追っかけかなんかかな?』 『たぶん…害がなかったからホカッてたら、さっきの階段…。』 『階段?さっきは踏み外したって…』 『さっきはそう言ったけど、本当は誰かに押された。その時女の声で“調子にのるな”って言われた。』 『押された!?』 『一歩間違えば死んじゃうよ!!』 『今までメモだけだったから心配させないように黙ってたの。二人ともゴメンね…。』 『馬鹿…。早く相談しなさいよ…。』 『そうだよ…。綾ちゃんが何か隠してたの気づいてたけど、話してくれるの待ってたんだから…。』 『ゴメン…。心配させたくなくて…。』 『『言ってくれない方が心配!何かあってからなんて遅いんだよ?』』 二人が凄い剣幕で怒ったから、小さくなりながら謝った。 『す…すみません!』 『本当に綾は…。まぁいいや…本題だけど…多分イヤガラセ激しくなるよ…』 『みぃ?なんで解るの?』 不思議になって聞いてみた。
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