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『あのねぇ…私そういう事は経験済み!
中学の時思いだしてみな?』
みぃに言われて思い出していた。
『あっ!そっか!朔と付き合い始めた時!!』
『そぅ…。あれは大変だった。』
『確かに大変だった…。』
二人でシミジミ していると月ちゃんが
『ちょっと…二人で話さないでよ…。何が大変だったの?』
『『朔矢がキレて大変だったの。』』
『私も付き合い始めは嫌がらせされてたの。さすがに階段から突き落とされたりはなかったけど、教科書隠されたりね?
で朔矢その時違うクラスだったんだけど、ちょうど私が女の子に殴られてる時に教室きてブチキレちゃって…。颯と瑠榎にぃと瑠依にぃに押さえられてやっと止まったの。』
『そっかぁ…』
『大変だった…。私は朔が暴れてるの聞いて、颯達探しに行って戻ったら…女の子泣いてるし、窓ガラスないし男の子片っ端から殴り飛ばしてるし…。』
『『その後急遽クラス替え。朔矢と颯矢と私達が同じクラスで三年間!!』』
懐かしいなぁと考えてると
『なんでクラス替え?』
月ちゃんが不思議そうに聞いてきた。
『停学くらった理由をお父さん達に話したら、皆で中学に行っちゃって四人同じで仲いい子だけのクラスに変えてもらったの。』
『凄い…。』
月がボケ~と聞いている。
あっ!颯と付き合ってる月ちゃんは何ともないのかな?
『月ちゃんは嫌がらせされてない??』
『されてないよ?私はお兄ちゃんの妹ってこの学校の人は知ってるからね。』
『よかった…。』
『綾。どうするの?諒くんに話してみる?』
『ううん。自分で何とかする。』
『…はぁ。言うと思った。やりたいようにやりなさい。ただし…これ以上怪我したり被害が酷かったら、魁さんと朔矢達に言うからね。』
『うん。みぃありがと♪』
『みぃちゃん。いいの?』
『綾がやるって決めたら仕方ないわ。見兼ねたら朔矢に言うし。月も付き合ってあげて?』
『わかった。』
『二人ともありがと』
さぁ…戦いな始まりだ!
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