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みぃ達に話してスッキリしていた。
ちょうどチャイムがなり、教室に戻った。
…放課後。
みぃ達と三人で下駄箱に行くと魁がいた。
『沙綾。行くぞ?』
『うん。』
魁に痛めた腕を捕まれないように、左側を歩いた。
みぃと月は走って校門まで行っていた。
校門では朔と颯が女の子に囲まれていた。
みぃは月の手を引っ張りながら、女の子の中に突っ込んだ。
『颯。届け物。』
颯の方にポンと月ちゃんを投げて、自分は『朔矢~』といいながら抱き着いた。
…みぃ…月ちゃんが可哀相だ…。
『おっと。月おかえり?何もなかった?』
『…うん。』
真っ赤な顔で抱き着いてる月ちゃんがかわいいな。
朔の方はいつもと変わらず抱き着いたままだった。
『魅弥。おかえり。颯。行くぞ?』
『あぁ。』
『『魁さん。先行きます。』』
『あぁ』
魁に声をかけ、バイクでさって行った。
…ってかいつ取りに行ったんだ?
考え込んでたみたいで、朔と颯を囲んでた女の子達が今度は魁の周りに集まろうかしていた。
魁の隣を歩いていた私は、後ろからまた誰かに押された転びそうになったのを、魁が助けてくれた。
『沙綾?大丈夫か?』
『うん。魁ありがと。早く行こ?』
魁の手を引いて車が止めてある所まで来た。
車に来ても蓮が乗ってるせいか女の子に囲まれていた。
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