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魁に引っ張られ、ベットに座らせられた。
『沙綾?もう一度聞く。腕どうした?』
バレないかドキドキしながら
『何でもないよ?』
言ったけど…魁は納得してないみたいで、不機嫌な顔をしながら私の袖を捲った。
湿布を貼ってる所を見て、目を細めながら私を見てきた。
『これ…昨日までなかったよな?
何隠してる?』
『えっ!これは…今日ドアでぶつけちゃって…』
『ふぅん。俺に隠し事するんだ…。』
…やっぱり納得しないか…。
…どうしよ…。
『魁?本当にぶつけただけだから…』
納得しない魁はいきなりキスしてきた。
『……ン……』
『言わないなら…ヤメてやらねぇ』
呟いてベットに押し倒された。
『…やっ!か…魁!!』
制服を脱がされそうになり右手で魁を拒んだ。
『嫌なら正直にいえ。誰にやられた?』
『~っ!だから…ぶつけたんだって…。
…あっ……や…だ…。』
首筋を舐められてビクッとした。
『…本当か?』
『…本当…』
チクっとした痛みの後魁が首筋から顔を上げた。
『……今はそう言う事にしといてやる…。だが…次はないぞ。本当の事言うまでヤメテやらねぇからな…。』
…ゴメンね。まだ本当の事言えなくて…。
ちゃんと自分で解決したら話すから…。
『………うん。』
心配かけた自分が嫌で魁から目を逸らして言った。
『…いてぇよな?大丈夫か?』
『うん。大丈夫だよ。心配させてゴメンね。』
『沙綾。何かされてんならすぐ言えよ?』
『うん。ありがと。』
チュッとキスされ
『むこう行くぞ。』
右手を引かれて連れて行かれた。
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