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あれから一週間…
最近では、教科書に落書きされていたり、靴に画鋲が入れられてたりする。トイレで水かけられた事もあった。
今日もノートいっぱいに落書きされていた。
…はぁ…。ノート勿体ないなぁ。
なんて考えてると、みぃと月ちゃんが来た。
『綾?今日も?』
『うん…。』
『もぅ魁さんに言った方がいいよ…。』
『魁にはまだ言わない…。』
みぃと月ちゃんに心配させてるのは分かってるけど…
まだ魁には言えない。
…それに…二人には話してないけど…今日呼び出されてる。
今日で終わりにしてやる!
昼休み…
『みぃ。月ちゃん。先に屋上行ってて?』
『綾?』
『購買でご飯買ってくる。』
…本当は呼び出しだけど…。
『『着いていこうか?』』
心配させたくなくて
『大丈夫!すぐ行くよ!』
みぃ達の返事を聞かずに教室を飛び出した。
『綾ちゃん…変だったね…?』
『…うん。何かあるね…。』
『どうする?魁さんに言う?』
『…仕方ないね…。綾がこれ以上傷つくの見たくないし…。』
『じゃあ…屋上行こ?早く魁さんに知らせないと…。』
『…うん。』
教室でみぃと月ちゃんがそんな事話してるとは思いもせず、指定された体育倉庫にきた。
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