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体育倉庫の外にはケバいお姉さん方がいた。
「遅いじゃない。」
…昼休みとは書いてあったけど時間指定はなかったけどなぁ。
なんて考えながら答えた。
『それはすみません。で?こんなとこに呼び出して何ですか?』
理由は解ってたけど…一応聞いてみた。
「何?先輩にその態度!」
「生意気なんだけど!」
「ちょっと御堂くんに優しくされたからって、調子に乗りすぎよ!」
口々にそう言った。
『お言葉ですが先輩方?調子に乗ってるつもりはありません。私は魁の彼女ですから一緒にいて当然だと思いますが?』
挑発するように言った。
『だいたい…する事が幼稚過ぎます。教科書に落書きとか…資源の無駄遣いですよ?』
「なんなのあんた!」
「そういうのが生意気なのよ!」
「階段から落としただけじゃダメだったみたいね」
…こいつか…。階段で押したのは…。
『さすがに階段で押されたのはビックリしましたね。私じゃなきゃ、打ち身だけですまなかったでしょうね?』
「どこまで生意気なの?こいつの連れはこの子が宝龍から離れてからって思ったけど…一緒にやっとけば良かったわ。」
それを聞いてプチっとキレた。
『いくら先輩でも…みぃと月ちゃんに何かするなら許しませんよ?』
キッと睨みながら言った。
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