11/21

3620人が本棚に入れています
本棚に追加
/372ページ
少し怯みながらも気丈に振る舞う先輩方。 「ど…どうするって言うのよ?」 『そうですね…。この町にはいられなくする事ぐらいは出来ますね。』 「はっ?バッカじゃないの?出来る訳ないじゃない!」 『出来ますよ。しましょうか?』 「なんなの!ムカつくのよ!」 先輩の一人が殴りかかってきた。 パンっ 『手出しましたね?』 「だから何なのよ?」 「ねぇ。もぅいいからヤッてもらおうよ?」 「そうね。」 体育倉庫のドアを開けて、声をかけていた。 「ねぇ。もぅムカつくからヤッちゃってよ?」 ぞろぞろと男の先輩がやって来た。 …男に頼るなんて…。 「宝龍の姫をヤレるなんてラッキーだよな。」 「ヤッた後、総長のとこに連れてこうぜ!」 『…男に頼るなんて馬鹿ですね?』 「なんですって?」 「早くヤッちゃって!後の二人もすぐ同じ様に呼び出すから!」 「おっ!朱雀と青龍の姫もヤレルのか!」 「本当に俺達ツイてるな」 バカな会話が広げられていた。 『先輩?あの二人には手出しさせませんよ?大切な親友ですから。』 「強気なのも今だけよ!」 「さぁ。宝龍の姫。俺達と楽しい事しようぜ?」 そう言いながら、手を捕まれたから反射的に振り払った。 『私に汚い手で触らないで下さい。私に触っていいのは、兄弟と親友、魁達宝龍だけ。』 「調子にのんなよ!」 「捕まえろ!!」 「捕まえたらこっちのもんだ!」 …あら?囲まれちゃった…。少しぐらい暴れていいよね? 男達が捕まえ様とかかって来たから…殴り飛ばした。 …弱っ! 「調子にのんな!」 三人同時にかかって来たから避けた…けど避けた先に別の男が立っていた。
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3620人が本棚に入れています
本棚に追加