12/21

3620人が本棚に入れています
本棚に追加
/372ページ
…あらっ?捕まっちゃった…。 「捕まえたぞ」 「さぁ姫?たっぷり楽しませてくれよ?」 「おい!捕まえてろ!」 …どうしよっかなぁ…。ヤバいかな?でもそろそろ魁が来そうな気がするんだよね? 魁には話してないから来るはずないのに、そんな事を思っていた。 ビリっと音がして制服が破られてるのに気づいた。 …おっと。ヤバい!考え事してる場合じゃなかった。 もぅ…本気でやっちゃお! とりあえず…掴んでる奴をどうにかしようかな? そう思って腕に力を入れようとした瞬間 『お前ら…誰に触ってる』 いつもより低い声が聞こえた。 …ほら。やっぱり来た。 顔を真っ青にした男達…。 「み…御堂…」 女の先輩達は逃げようとしていた。 『おっと。逃がさないよ?』 …あれ蓮もいる? 『沙綾を離せ…。』 魁が掴んでる奴に言って蹴り飛ばしていた。 ふっと手の拘束がなくなり、魁に抱きしめられた。 『沙綾?大丈夫か?』 魁の心配そうな声が聞こえた。 『大丈夫だよ?魁が来てくれそうな気がしたから。』 周りを見ると男達は朔達に倒されてた。 …あれ?何でここに朔達いるの? 『『『綾!大丈夫か?』』』 『うん。何で瑠榎にぃ達いるの?』 『魅弥が連絡してきたんだよ。バカ綾!』 あぁ。みぃ…か…。
/372ページ

最初のコメントを投稿しよう!

3620人が本棚に入れています
本棚に追加