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瑠榎Side
みぃから朔に連絡があり、慌てて綾達の高校に行った。
見つけ出した綾は男に押さえられていた。
男達の顔には殴られた後があり、綾がやった事がわかる。
綾は普段おっとりしているが、キレたら何をするかわからない。
…久しぶりだな。綾がキレてるの。
そんな事を考えながら周りを見ると、隅の方で女が固まっていた。
…あぁ。あいつらが綾をキレさせたのか。
そんな事を考えてると綾の声が聞こえた。
『朔矢。颯矢。この馬鹿女達は私を男達に回させた後、魅弥達にも同じ事するって言ったのよ?』
…なんだと?
綾の言葉を聞いた瑠依は隣で女達の名前を調べていた。
『二人とも許せる?許せないわよね。私だけなら許したかも知れないけど…魅弥達を危険に曝そうとした人達に近くに居て欲しくないのよ。』
四人で『綾にしてても許さないけどな』
そう言えば綾はキョトンとしながらも女達に話しかけていた。
『瑠榎。調べついた。』
瑠依が名前を調べおわり、親達の情報が出てきた。
『あぁ。』
…さらに調べると、俺達の家のグループ会社だったから、親父に連絡した。
《おぅ。瑠榎どうした。》
呑気に電話に出たから今の状況を説明した。
『綾が男に襲われそうになった。』
《は?綾は?》
『大丈夫。魁が助けたが…綾がキレててな。どうも原因はハッキリわからんが、女達の嫉妬らしい』
そう言うと少し低い親父の声が聞こえた。
《あ?どういう事だ?》
手短に説明した。
綾が呼び出されてた事。
さっき聞いた魅弥達も回そうとした事。
綾が女達に近くに居て欲しくないと言っている事。
話し終わると親父は言った。
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