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あれから一週間。
魁と一緒にいると女達に睨まれはするものの、手を出してくる者はいなかった。
麒麟の動きもなく平和だった。
いつもの様にたまり場に来ていたけど、皆難しい話しをしていた。
私達はテレビの前で話していた
『…暇だぁ~。』
私の呟きにみぃと月ちゃんが反応した。
『確かに…』
『皆忙しそうだもんね…』
皆は麒麟の情報を集めるのに忙しそうだった。
『甘いの食べたぁい』
私は無性に甘いものが食べたかった。
『久しぶりに駅前のクレープ食べたいね?』
月ちゃんの言葉にみぃと頷いた。
『…でも…朔矢たち行かせてくれないよね…』
三人での行動がダメと言われていた私達は落ち込んだ。
『やっほ!綾。みぃ。月。』
『妃那ねぇ!』
落ち込んでたら妃那ねぇと紅葉ねぇが来た。
『ありゃ?どうしたの?』
紅葉ねぇが不思議そうに聞いてきた。
『『『駅前のクレープ食べたい!』』』
三人で妃那ねぇ達に言ってみた。
『『クレープ?食べたいね!』』
…おっ!行けるか?
『買いに行ってもイイ?』
一応聞いてみた。
『あぁ~。紅葉?どうする?』
妃那ねぇが困ったように紅葉ねぇに聞いた。
『あぁ~。どうだろ?麒麟動きないから、今なら行けるかな?』
『本当?行ってもイイの?』
嬉しくて聞いてみたら
『『魁達がイイって言ったらね?』』
…クソウ…やっぱり魁が難関だ…。
『…魁に聞いてみようかな?』
魁の方をチラッと見ると難しい話しは終わったみたいだった。
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