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太陽からの熱と地面からの熱が人間の体温に近づいて,自然と汗が滲み出る。
このままわたしという存在が汗を出し続けて水蒸気となって空気と一体化するのではないかと思うくらい暑い。
誰かに貰ったかわからないハンカチで汗をぬぐい,わたしは駅に到着する。
わたしと同じように汗をぬぐいながら電車を待つ人達。
アイスを食べながら待つ学生もいれば,手で汗をぬぐうスーツ姿のサラリーマン,暑さなど気にせずひたすらファンデーションを塗りたくるOLが駅という集合場所で個々の目的地まで案内してくれる電車を待つ。
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