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中川「新聞にも載ってるよ」
新聞を見ると、一面記事に「音楽史に名を残した英雄、川崎ユウヤ、肺がんで死去」と大きく書いてあった。
だが、若林先生曰く、身内や関係者だけでやってほしいと言われたので、近くの葬儀屋でやる事になった。
川崎の遺影は音楽雑誌の取材中に撮ったであろう写真が切り取られていた。
式は一時間前後で終わった。後は川崎を火葬する。
葬儀屋「では棺桶に花等をお供えください」
葬儀屋が棺桶を開けると、川崎は安らかな顔で寝ていて、どこか幸せそうだった。
福島さん「川崎さん、色々ありがとうございます」
関根さん「ひぐっ…」
川崎の周りに、Hi-STANDARDのCD、いつも使っていたピック、歌詞ノートなどを添えた。
川崎の顔を見るのも最後になったな…。
俺は花を置き、「ありがとう、頑張れ」と祈った。
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