第六話:絶望

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詐欺師「やぁ、君はこの前の」 俺「どぅも」 詐欺師「さぁて、この美しいギターを6万円で」 俺「買う気無いから」 詐欺師「どうしたんだよ、何があった」 俺「俺はとんでもない事をしてしまった。でも反省してるのかわからない。これがとんでもない事かもわからない。俺は何もわからないんだよ」 詐欺師「…乗れ」 俺「はい?」 詐欺師「いいから」 俺「うゎ」  いきなり俺は車に乗せられた。これは誘拐事件か?  とりあえずこいつは小ウサギの死体を俺に売ったし、もしかして俺の死体を誰かに売るのか…。  死にたくねぇ…。  でもここで死ぬのも悪くねぇな。 詐欺師「着いたぞ」 俺「え」  着いたのは病院だった。すると、詐欺師はバタンと車のドアを開け、スタスタと病院へ…。  俺は訳わからんままついていった。  着いたのはある病室。  詐欺師が引き戸を開ける、そこには…。 若林先生「福田?」 俺「先生…」
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