第三十話:審査結果

6/7
前へ
/211ページ
次へ
 大沢さんの車(バンドの機材車)に荷物を積むと、すぐさま俺らを乗せ発進させた。 俺「どこにいくんすか?」 大沢さん「病院」 俺「なんで?」 大沢さん「お前らの恩人がピンチだ」 俺「!?」  早く着けと願った通り、早く病院に着いた感じがして来た。  エレベーターよりも階段で走った方が速いと思ったのか、俺らは階段を凄い速さで駆け抜けた。  集中治療室がある階に着くと、関根さんが顔を手で覆い、宇梶さんが落胆し、福島さんが腰を抜かしたように座り込んでいた。 俺「まさか…」 関根さん「みんなごめん!私のせいだー!!」  関根さんがワンワン泣き出した。 藤原「どうゆう事ですか!?」 宇梶さん「二人を安心させようと思ってさ…AXに連れて行ったんだよ…」 俺ら「!?」 福島さん「和也のMCで川崎さん泣いてて…気付いたら」 川崎(じゃあ次は特訓だな。ふっふっふ)
/211ページ

最初のコメントを投稿しよう!

626人が本棚に入れています
本棚に追加