第三十一話:最後の笑顔

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俺「川崎…」 川崎「おう」 山田「お前、心配したんだぞ!!」 川崎「わりぃわりぃ、ところで…」 藤原「取ったぜ、グランプリ」 川崎「ま…マジか?」 中川「おう」 川崎「やったなぁ!!なぁ!?」  川崎はめっちゃ嬉しそうに順番に俺らの肩を叩いた。 藤原「この百万、川崎の為に使うからよ」 川崎「いらねーよ」 山田「なんでだよ?」 川崎「俺もう元気だからよー」  川崎がハハハと笑っている所を見て安心したのか俺らも笑った。 川崎「お前ら、幸せか?」 俺「えっ?」  いきなりの質問で困ったが、俺はニィと微笑んだ。 俺「MCで言った通りだよ」 中川「手に負えない不良にやる気と目標を見つけたんだぜ」 藤原「さらに変われて不幸だって言うバカいねーよ」 山田「川崎に出会えてほんとによかったよ」  川崎がちょっと照れたのかうつむいている。 川崎「そっか…お前らも幸せになったんだ。俺も幸せだぁ。夢も叶ったし」 俺「夢?」 川崎「俺、空になるわ」  えっ?  ピ―――――――――――――――…
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