♯プロローグ

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『 Club ∞ 』 そう記されている 看板はOffになっている。 古びた建物に 錆びついた扉 変色している外壁には、 スプレーで書かれた無数の落書き 至るところに貼られたチラシ 錆びついた扉には " CLOSED" の文字。 当然だ クラブが開店するのは 月が顔を出してから。 そんな真っ昼間に、 ここらの地域には 不似合いな少女が一人、 この『 Club ∞ 』の 前に立っていた。 「やっと見つけた…」 その少女は達成感と緊張感が入り交じったような目を向け、ふぅ と息を吐くと、何かを決意したかの様に扉を開けた。 これが、 全ての始まりである。 .
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