第一章~始まりの宴~

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樹の陰から出てきたのは、一言で表すならば『超』かわいい。金髪で腰まであるツインテール、深海みたく深い青色の瞳。やわらかそうな桃色の唇。すぐに折れてしまいそうな小柄な体。人を拒絶しているような鋭いつり目。 俺は今までこんな可愛い人間は見たことがない。 ホント、そんじょそこらのアイドルよりもはるかに可愛いと思う。 「や、やっぱり男!?私の見間違いじゃなかったのね・・・」 「意味わかんねぇこと言ってないでさっきのおれのペット(認定)はどうなったんだよ!?」 そう抗議すると、その美少女は目を細めて、心底人をバカにしたような目で、
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