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「それってどういうことだよ!?」
「だからそのままの意味よ。」
「でも資料にはでないと書いてあったぞ。」
「それは表向き。ホントは結構でてくるのよ。」
「え、じゃあ資料は嘘ってことなのかよ!」
あまりに驚いて少し声を荒げてしまった。
「魔物がでるっていわれてあなたはここに入る気になる?」
「え…それは…。」
「でしょ。そんなこといわれたら誰もが困惑してしまう。時には嘘が必要なのよ、世の中は。」
「……………」
龍斗は黙り込んでしまった。
「さて、今までいろいろ話したけど…質問は?」
「…無いです。」
「そうじゃあ…死んで貰えるかな?」
「…え?」
それは突然の一言だった。
「いま話したことは実は全部極秘事項なのよ。だから知ってしまったあなたには死んでもらうの。」
あまりに凄いことを言われて龍斗はおろおろしている。
「じゃあね~」
「え、ちょっ!」
その直後、龍斗は意識を失ってしまった。
「なんちゃって、冗談よ。」
と聞こえた気がするがそのまま倒れてしまった。
「…あれ、記憶操作が効かない?この子はひょっとしたら才能があるのかも。う~ん、とりあえず連れていくかな。」
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