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帰り道
静かな道を黙々と歩いていて、最初に喋ったのはノノだった
ノノ「直ちゃんのママ、再婚したんだってね」
直紀「うん。先週ホテルで相手の人に会わされたよ」
ノノ「普通は会わないと思う」
直紀「...どうして?」
ノノ「だって自分を捨てたママの新しい相手だよ」
直紀「捨てられたわけじゃない。ひと月かふた月に一回はずっと飯とか食いに行ってたし...」
ノノ「それはママに罪悪感があるからだよ」
ノノ「それに直ちゃんは付き合ってあげてただけでしょ?」
ノノ「会っていてもどこか他人のような気がしてたんじゃないの?」
。
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