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清人「昨日電車の中で真弓ちゃんに会った」
直紀「真弓って誰だっけ?」
哲也「ノノの彼女じゃん」
清人「彼女悩んでいるようだったよ。もちろんはじめは雑談程度だったんだけどね。別れ際に相談があるって切り出された。僕に相談なんてノノのことだと思った」
直紀と哲也は目を見開いて聞いていた。
清人「性行為についてだ」
直紀「セックス?」
直紀は笑いながら興味ありげにいった
哲也は呆れながら
哲也「いきなり前のめりになるなよ」
といった。
清人「...その行為の後、すぐシャワーを浴びるらしい。」
直紀と哲也は訳がわからなかった
直紀「..........」
哲也「ふつーじゃん。俺も浴びるし...」
清人「皮膚に血がにじむほどこすってもか?」
直紀「え?」
直紀は驚いた。
清人「手が擦り切れるほど何度も洗い、口を何度もすすぐ。潔癖症だとしても度がすぎる。時には吐いてしまうことさえあるらしい」
2人は息をのんだ。
清人「真弓ちゃんもはじめは気にしないようにしてた。でも繰り返されるとだんだん苦しくなって惨めになるってだったらそんなことしなくていいって、そばにいるだけでいいのにって」それ以外のノノは大好きだと言っていたからよけいにつらいって」
哲也「それでお前はなんて?」
清人「...別れたほうがいいかもしれないって言った」
哲也「ノノの知らないところでそんなこと言ったのか?」
清人「だったらなんて言えばよかったんだ!!」
哲也「........」
清人「........」
二人は暫く睨み合いそして言い合った。
清人「彼女だってずっと耐えてきたんだよ!」
哲也「だったらずっと耐えてろよ!親友にチクるような真似しやがって!!」
そんな言い合いの中、直紀は間に入って止めようとしていた。
直紀「まーまー落ち着いて。平和に行こうよ平和に」
哲也「お前はノノが心配じゃねぇのかよ!」
直紀「哲也、お前の熱い友情はわかるよ。清人、君の言うのももっともだ。多分、僕も同じこと言ったと思う」
直紀「言葉は違うけど哲也と清人はある意味同じことを言ってる。ノノを大事に思ってるって。あの優しいノノだぞ。ノノはわかっててやってるんだ。」
清人「.......わかってるけどどうしようもないんだろうな」
直紀「うん」
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