転校の理由

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―月妃― こうなりゃ会話しないのが一番 家まで無言決めました 月「ただいま」 陽「...ぶっ」 ママが口からコーヒーを吹き出した パパが茶色になった... 雅「陽菜!」 陽「げほげほっ」 月「どういうこと?」 陽「いやぁ...げほっあはっ」 月「あは?あはってなによあは  って」 雅「まぁまぁそんな怒るな」 月「パパも知ってたんでしょ」 雅「...」 月「最低なによ夫婦で」 陽「月妃...」 月「なに、私何かした?   あんな学校にいれられる   ような悪いことした?」 だんだんと視界がぼやけていく 陽「ごめんなさい」 月「説明して」 陽「本当にごめんなさい」 【ダンッ】 つい壁を殴ってしまった 月「謝って欲しいんじゃない   説明しろて言ったの」 雅「ラッキーホテル分かるか?」 月「えぇ」 雅「ラッキーホテルは綺羅家が  所有している」 月「...は?」 ラッキーホテルって海外進出 までしてる 大きなVIPホテルだよ? 綺羅家がラッキーホテルの 所有者? 陽「その為にも   大手企業の後継ぎと   結婚してもらわなきゃなの」 月「それであの学校に?」 雅「そうだ...何も言わなくて   悪かった」 パパが私に頭を下げる 月「私は...好きでもない人と   結婚したくありません」
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