転校の理由

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慎「泣くなよ」 月「泣いてひっない」 慎「泣いてんじゃん」 月「見ないでよ」 片瀬君がついた ため息が重く私の心に響いた ちゅぅ さっきなんかよりずっと 優しいキス 月「...んー!」 苦しい! 片瀬君の胸板をドンドンと 叩くとやっと唇を離してくれた 慎「泣いてるから」 月「苦しいよ!」 慎「やっと敬語」 月「へ?」 慎「敬語じゃなくなった」 あっいつの間にか敬語じゃない 慎「ご褒美やる」 ちゅ やっぱりキスですか...!? 温かく湿った何かが 口の中に入ってきた くちゅくちゅ 私の逃げ回る舌を 逃がさないように 絡めとる片瀬君の舌 月「ふっ...んっ////」 頭が真っ白になって 膝に力が入らなくなっていくと 片瀬君が私の腰に腕を回し 頭を手で押さえた いやらしい音が 頭に響く どこからか さっきの子供達の声が 聞こえてくる 見つかったら大変 いけないことなのに 自分を止められない 息が苦しくなり始めたのを 悟ったかのように片瀬君が 離れた 私の口の端には 片瀬君とキスをしていた証拠の 透明な糸があった その糸を片瀬君が断ち切るかの ように私の口の端を ペロッと舐めた
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