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今日も1日が始まった。
僕は、いつも通りにご飯を食べて、
いつもどおり椅子に腰を掛けて、ぼんやりしていた。
僕が過ごすところはここだけだったから、
上を見たら、堅そうだけれどひび割れた天井しか見えなかったし、
壁を見ても、その天井と同じような壁が続いていた。
灰色の箱。
僕はその中で生活をしていた。
たまにのどが渇くと、
天井の割れ目からこぼれてきたものを貯めておいて、それを飲む。
それが僕の日常だった。
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