第1話

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がらがらと勢いよくあける 先ほど確認した通り 中は真っ暗だった。 小さい風呂場に 5人も入る訳がない 明かりがついてない 尚稀には そんな些細なことにさえ 気づけないくらいに 切羽詰まっていた。 みんなに会いたい その一心で扉をあけたのだ 「大翔!」 真っ暗な中 廊下の明かりで ぼんやりと見えたのは 尚稀の弟の大翔だった。 ただいつもの笑顔はなく まったく微動だにせず ただ、そこに居た。 時刻---19:12
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