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ふっ…そんなこと…決まっている!
少しおかしくなって笑った。
きっと… これ…
うんん ちがう
もう…このドアを開ければ゙これ゙ではなくなる。
そう、きっと私は、あんな暗闇にいてもそんなに人として落ちてはいなかったんだ!
だってこうして、 笑えるのだから…
そう 心に言い聞かせ、
ドアを 開けた。
「うっ…」
ドアを開ければ…光が差し込んでくる。
分かっていたのにやっぱり眩しくて、目をつむってしまった
「準備はできたか…」
私が、頷くとウルキオラはゆっくり歩き始めた。
………?
「…行くぞ」
その言葉にあわててウルキオラの背を追う。
でも…
あれ…? 何だか…
本当にこれは眩しさだけの事なのだろうか
だんだん…
ウルキオラが見えなくなっていく…
前が… 見えづらい…
目をこすってみる。
あまり、 変わらない…
と、そんな事をしていたら…
「あっ…」
ウルキオラがいない…
「置いて…いかれ…た…?」
ちょうど前は左右に道が分かれていて…
どっちにウルキオラが行ってしまったのか分からない…
どうしよう…
これは、 迷子…
本当にどうしよう…
ここにいたら、ウルキオラがむえに来てくれる…
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