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訳ない…か…
何か後でウルキオラに怒られてしまいそうだ…
とりあえず…
その辺を歩いてみよう…
とすると…後ろから
『おい!』
と話しかけられた。
一瞬探しに来てくれたウルキオラかと思ったけれど…
その声と口調は、明らかにウルキオラの物ではなかった。
あわてて後ろを振り返ると。
そこには、
がらの悪そうな、背の高い男…
白い服。
珍しい色の髪。
そして…
右の頬から…顎にかけて牙のようなものが並んだ形の…
「おい…!聞いてんのか!」
「!!……は…い!」
「お前何でこんな所うろついてんだ」
言葉に詰まる。
決して…
ウルキオラの姿を見失ってしまった…
何てこと…言えない… 目をそらしてしまった。
すると彼は軽く舌を鳴らすと…
「ウルキオラはどーした…
お前の事はウルキオラに任せるって藍染が言ってただろうが」
いろんな事が頭の中を回っていて…
話しに、ついていけない…
私が固まっていると…
私の顔をじっと見て…
溜め息をついた。
いや…
溜め息をつかれた。
私は何もしていないのにどうして溜め息をつかれなければいけないの…と…
少し むっ とする。
すると、彼は少し笑った。
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