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…明る過ぎて…
「怖い……」
「大丈夫だ…ここには皆がいる、君の仲間だ。…怖がる必要などない」
「………」
「ここで君には、皆と共に、私のために働いてもらうことになる。」
「働く…?………そんな事だけで…こんな……場所を…くれるの?」
「そうだ。」
怖い…さっきそんな言葉が口をついた。
確かに怖い。
だけど…
あんな暗いところにには戻りたくはないと、少し恐怖もあった。
考えればここになれるまでは怖いかも知れない。
昔、あの暗い場所で考えた。こんなにも暗いところが怖いのだから…これより昔に、゙これ゙は明るい場所に居たのではないかと…
だから…なれてしまえばいい。ただそれだけの話。
゙こ こ に い た い !゙
強く思った。
ここにいられるなら何でもする。何でもできる。どんなことがあろうと、乗り越えられるし…絶対あの暗い場所になんて戻りたくない。
その想いがあるから…答えは…迷わなかった。
「わかりました…あなたのために……何でも…」
「そうか…」
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