~義兄弟と馬岱~

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劉備と馬岱は商人と別れ 家へと向かった… 「ここだ…さぁ、上がってくれ」 劉備は言うと、 馬岱は静かに靴を脱ぎ家の中へ入る… 「さて、じゃあ夕飯の用意をするか~」 劉備は台所へ向かい夕飯の準備をする… 「……………」 馬岱はまた黙り状態だ… コトコトコトコト… 何かを煮込むような音と、いい匂いが漂ってくる…… しばらくして 「馬岱!!!!夕飯が出来たぞ!!冷めない内に食べよう」 シチューのような物が 2人分並べられている 「………………」 「馬岱???」 「………スゥースゥー」 どうやら寝てしまったみたいだ…涙を流しながら… 劉備は毛布を馬岱に掛けた…… 「こんな…まだ…子供なのに……今の世は腐りきっている…」 劉備は馬岱の寝顔をみながらこの夜…ある事を胸に誓った…
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