~義兄弟と馬岱~

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部下がやられてしまったことなど、気にしないように… 「ほぅ~やるね~」 と賊の頭は言い、重い腰をあげた… 「俺の名は西遼(せいりょう)、よろしくな」 西遼は挨拶を終えると、背中のそばに置いてあった2メートルはある デカい戟を取り出し、 構える…… 「賊によろしくされる覚えなどない!!!!!」 劉備は素早く西遼の懐に飛び込む!!! 「ひゅ~♪早いね~♪ ………だか…!!!!!」 キンッ!!!!! 一瞬で劉備の背後に回り込み喉元に戟を当てる 「劉備さん!?!?」 馬岱は叫ぶがもう動けない… 「うっ!?!?」 ……強い…… 劉備は身動きがとれない……ここまでか…… しかし、西遼は劉備の喉元から戟を離し…… すると、 「今回の勝負は無しだ♪ あんた…怪我してるし…俺はそんな奴をいたぶる趣味もない……って事で…俺…帰るわ♪」 劉備と馬岱はポカーンとしている… 「また会おうぜ♪ リュ・ウ・ビ・さん♪」 と言い残し、西遼は森の中へ消えていった… 「なんだ…アイツ…」 劉備は状況が良く理解できてなかった
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