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「殿…何故、そんな事を?」
「今朝方、袁紹から書物が届いてな…私の首を送れば、幽州攻めを止める……と」
「だけど、袁紹が約束を必ずしも守るとも限れませんよ?」
陳林の最もな意見がでた…が
「いや、袁紹とて一大勢力の主…そんな事があれば部下の者達からも信頼を失うだろう」
「「…………」」
西遼と陳林は黙り込む
「幽州が安泰ならば私の命くらい……安いものだ」
「もう……俺の前で君主の死ぬ姿は見たくない。殿、お供しますよ♪」
「それならば私も………
「ならん!!!お前達2人は幽州の支えとなってくれなければ私が困る…死ぬのは私一人で充分だ」
「そんな…また……俺は…同じような事を繰り返し…」
「殿………私の力が及ばなかったから…すみません」
西遼と陳林は涙を流していた
「私の為に泣いてくれるか、西遼…陳林…ありがとう」
この後に、公孫越の首は袁紹に差し出され、幽州は袁紹の脅威から免れたのだ…
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