~義兄弟と馬岱~

6/33
前へ
/351ページ
次へ
張飛は森の近くで、 うろうろしては… 行ったり来たりしている 「……」 張飛は悩んでいた まるで子供が迷子になってしまったように… ガサガサッ!! 歩いていると森の茂みから3人ほど男が出てきた 「よぉ~兄ちゃん、 なかなか良い格好してるじゃないか~俺らにも何か恵んでくれよ~」 ボロボロの服を着ている一人の男が張飛に歩み寄っていく…… 「何だ、てめぇら」 張飛は歩いてくる男を睨みつけた すると男は… 「さっさと着ている物よこせよ!!!!」 ヒュン!!!!! いきなり持っていた銅製の剣で襲ってきた!! 張飛はそれを軽々と避け、隙だらけの顔に拳を叩きつけた バキッ!!!!!! 「ぐふぇっ!?」 鈍い音が響き 男はよろめき、 鼻が曲がっていた… おそらく骨が折れているだろう 「次は本気で行くぞ…」 張飛は拳をゴキッゴキッっと鳴らしながら男へ歩いていく… 「ひ、ひぇっ!!!」 男の3人組が一目散に逃げていく… 「話しになんねぇな… 兄者の所へ戻るか」 張飛はスタスタと村の方へ歩いて行った… が…… 「で、兄者は何処にいるんだ????」 また迷う張飛であった
/351ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1735人が本棚に入れています
本棚に追加