~義兄弟と馬岱~

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関羽と劉備が話していると… 「お話中、失礼いたします」 一人の青年が入って来た 「どうした??馬岱」 馬岱と呼ばれた青年は頭を深く下げながら 「張飛と言えば分かると申しているのですが…」 関羽はハッ!!とし 「劉備殿、その者は私の知り合いです、入れてやって下さい」 「そうか、馬岱、その人をここに通せ」 劉備が言うと馬岱は、 「はっ」と了解し 「なかなか良い眼をしていますな、あの馬岱という者」 関羽が褒めていた 「ははっ、そうですか?? 馬岱は10歳の時に、この村の近くで捨てられていましてね… どうやら涼州の出身で ここからはかなりの距離があり…行こうにも行けないのだ………それに、最初は誰とも話さず、飲まず食わずで苦労したんですよ…」
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