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「ふぅ‥」
冷えたコンクリートがシャツを伝わり彼の背中から体温を奪っていく
斎藤弥は今日もいつもと変わらぬ1日を過ごしていた。
いつもの時刻、いつもの場所で、いつもの喧騒の中、いつもの様にタバコを吹かしているのだ。
代わり映えのない日常。
飽き飽きしていた
良い大学を出たところで、何も変わらないことに気付いてからは特にだ。
何故自分は産まれたのだろうか
産んでくれなんて頼んでないのに
そんなことを考える始末だ
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