第十二章

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「私、少し考えたいから……その…」 「ダメだよ!姫華と離れるつもりはない!」 春樹は、私の言葉を遮った。 「離れるっていうか、自分の少し、部屋に帰りたいなって…」 「だから、ダメだって」 「…………」 「一人でいたら良いこと考えるわけがないし、今日俺、バイトだし一人になれる時間あるよ?」 「…………」 「取りあえず、飯食おう!降りるよ?」 春樹は、ラーメン屋の駐車場に車を停めて私に声をかけた。 言われるがまま、私は車を降りた。 私は、春樹を信じられる? 「食べたら少しは元気が出るよ!」 春樹は、私に笑いかけた。
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