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「私、少し考えたいから……その…」
「ダメだよ!姫華と離れるつもりはない!」
春樹は、私の言葉を遮った。
「離れるっていうか、自分の少し、部屋に帰りたいなって…」
「だから、ダメだって」
「…………」
「一人でいたら良いこと考えるわけがないし、今日俺、バイトだし一人になれる時間あるよ?」
「…………」
「取りあえず、飯食おう!降りるよ?」
春樹は、ラーメン屋の駐車場に車を停めて私に声をかけた。
言われるがまま、私は車を降りた。
私は、春樹を信じられる?
「食べたら少しは元気が出るよ!」
春樹は、私に笑いかけた。
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