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「う~ん」
私が迷っていると
「さあ、行こう早くしたほうがいいよ!」
春樹は立ち上がると私の鞄を持って、歩き出した。
「待ってよ~」
私は、大きな声で言って、立ち上がって春樹を追った。
振り返るとルカが手を振っていた。
気をつけようって、言ったのに……。
あんまり話したことないし……。
まあ、誘拐はされないだろうけど……。
大丈夫かな……。
少しの不安を残しながら、春樹の後をついて行った。
「鞄、自分で持つから…」
「あっ…?いいよ、すぐだし…なんかこの鞄やたら重いし」
「う~ん」
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