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∞∞∞∞∞
「今日は疲れたから帰ったら寝るよ……
このまま姫華んちに送るね」
潤ちゃん達を送ってから春樹が言った。
おかしい…。
「一緒にいたいし、春樹の家に行くよ…
私も少し寝るし…」
私は春樹の行動と発言に違和感を感じていたので離れたくなかった。
「今日は、ひとりでゆっくり寝たいんだよ…
明日、バイト終わったら迎えに行くから…」
何かある…。
私は、春樹から目をそらした。
「分かった」
納得いかなかったが、確信がないので何も言えなかった。
今日、電話がつながらなくても寝てたといわれればそれまでだし…。
「はあ~」
私が溜め息をついたら春樹がこちらを見た。
「どうしたの?」
「春樹…何か隠してない?」
「なんだよ!それ!?」
春樹は、強い口調で聞いてきた。
「なんとなく…いつもなら一緒にいようって言うのに…」
「疲れただけだよ!眠いんだよ!」
ムキになる春樹に嫌気がさし…これ以上は無理だと思った。
「ごめん………明日ね…メールしてね」
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