第一章 ~出会い~ ☆元カノ☆

11/19
前へ
/190ページ
次へ
「お邪魔しま~す」 私は小さい声で呟きながら助手席に乗り込んだ。 「道、教えて」 「そうだよね…えっと~あのガ🌕トのある通りを駅に向かって真っ直ぐで…えっと~駅まで行ったら…」 「あははっ…駅まで行ってから続き教えて」 「だよね…」 「姫ちゃん彼氏いるの?」 「えっ?……いないけど……」 「そうなんだ」 「春樹君は、いるの…?」 「どう思う…?」 「いるって聞いたけど」 「なんだ、知ってるのか…」 「いるんだ…!?」 「あんまり、上手くいってないんだ…」 「そう…」 私はあまり興味がなかったので、適当に返事をしていた。 「なんかいつもと違うね?大学だといつも元気だから…なんか静かだし…」 「そんなことないけど、あんまり話したことなかったから…緊張してるだけ…」
/190ページ

最初のコメントを投稿しよう!

133人が本棚に入れています
本棚に追加