第一章 ~出会い~ ☆元カノ☆

12/19
前へ
/190ページ
次へ
「もうすぐ駅だよ」 「踏切越えて右に曲がって…あの白いアパート……あっ…」 「あっ雨降りだした」 「でも、助かった!バスなら間に合わなかったよ!ありがとう」 鍵を探しながら言った。 車がアパートの前に止まると春樹が言った。 「ここ?」 「うん、ありがとう」 私は、会釈をして車を降りた。 私がアパートの階段を登り始めると、車のエンジンを止める音がしてドアがバタンとしまった。 「姫ちゃん待ってよ」 「えっ!?」 鍵を開けながら振り返ると春樹が立っていた。
/190ページ

最初のコメントを投稿しよう!

133人が本棚に入れています
本棚に追加