第一章 ~出会い~ ☆元カノ☆

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「さあ、大学戻るか?」 春樹は何も無かったかのように立ち上がると、私の方をポンポンと叩いた。 私は黙って立ち上がると春樹の後を追って、部屋を出た。 春樹は立ち止まり振り返ると、手を伸ばし私の鞄を持って歩き出した。 「いいって言ってるのに…」 私は無駄だと思いながら呟いた……。 「早くおいで」 春樹は、優しい笑顔で私を見た。 私は、小走りで春樹の後を追った。
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