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私達は、靖と彼の方を向いた。
「どもっ」
彼は初めて私達の方を向いて軽く会釈した。
『知らないよ』
と、私達は答えた。
「だよなぁ~、はぁ~」
靖は、ため息をつくと携帯を取り出して誰かに電話をしていた。
彼は、私の隣の空いている椅子に座るとこちらを見た。
「どもっ、姫ちゃんだっけ?」
彼が話しかけてきた。
「うん、えっと~!?」
「春樹君でしょ?」
『恭子(きょうこ)』ちゃんが横から声をかけた。
「渡部春樹よろしく!」
「たまに、靖と話してるよね?」
ルカが言った。
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