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「二、三限目、空きだから帰るかなぁ…」
私が俯せのまま呟いていると
「おはよ~!ルカちゃん姫ちゃん!おっ!?姫ちゃんどうした?何か元気ないな?」
後ろから聞き覚えのある声がしたので振り返った。
「あ~おはよ~春樹君…姫華、洗濯物干して来ちゃったんだって…」
ルカが答えた。
私は春樹と目が会うと軽く頷いた。この間の話を聞いて不信感があったので、特に何も話さなかった。
「あっ!俺空きだから、車、乗ってく?送るよ?急いだ方がいいよ!雨やばいって……」
「いいよ、悪いし…バスで行くし…」
「行ってもらっちゃえば!送ってもらう位大丈夫だよ」
ルカが耳元で囁いた。
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