ユリの腕時計

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「そうだ!プレゼント」 はいっと渡された箱は 手に収まる大きさで 綺麗な包装が施されていた そんなぁいいよぉなんて 今までの男に対するように可愛く言えない程冷めていた私は 「…あぁ、ありがとね。私は何も用意してないのに、なんか悪いね」 「気持ちだから気にしないで」 気持ち… イコールあなたに気持ちがないって事、そんな私の気持ちに気付かない程自分勝手な事言うのね なんて思いながら、礼儀として箱を開けた
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