プロローグ

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「おやおや失礼。約束のお時間ですんで」 「・・・・・・・・!」 男は上がらせてもらいますよ、とドスドスと廊下を進んでいく。 「あ・・・・あのう・・・・失礼ですがあなた本当に便利屋さんですか?」 何というか、人生で一番関わっちゃならない人種な気がする・・・。 「おっと!これは失敬」 男はクルリと振り返り、ビッと名刺をさしだした。 「『困りごと なんでも引き受けます♥』雪本サービス代表 内田 薫(ウチダ カオル)です」 (・・・・・・・・・・嘘っぽい・・・・!!!) ――これが要の人生を180゜変える男、内田 薫との出会いだったのだ。 _
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