第1章 1回じゃなかったのかよ

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――――――――― ――― (内田 薫・・・巨乳アイドルみたいな名前なのに・・・) しかし目の前にいるのは一見殺し屋風のふてぶてしい男。 今はばかでかい黒鞄をガチャガチャとやりながらテキパキと道具を取り出している。 「城山さんってアレっすよね?人気スタイリストの。この間見ましたよTV番組」 「やっぱりTVで観るよかイケメンっすねぇ」 「いえ とんでもない・・・」 真ん中で分けたサラサラの茶髪。女子顔負けの整った目鼻立ち。皆は自分の顔立ちを誉めるが、要は女のような顔をあまり気に入ってはいなかった。 「しっかし まぁ派手にやりましたね~」 準備ができたらしく男は苦笑しながらごちゃごちゃとした部屋を見回してくる。 _
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