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~16XX年~
義母「さぁ、早くきな!!」
凜『待って、おばさん。』
義母「本当にあんたは鈍いね!……。あんたみたいな子…姉さんから引き取ったのが間違いだったわ」
凜『………』
私とおばさんは2日かけて着いた場所は、
提灯が沢山並んでいて男ばかりいた
義母「凜、この人はこれからあんたの父親になる人だ」
凜『…え?』
少し歳のいった男が
こちらに近付いてきた
男「こんにちは。君が凜ちゃんだね。」
凜『…はい。』
男「よく来たね。私の事は、親父様と呼んでおくれ。ここの人は皆そう言ってるよ。」
義母「金は貰ったから。あたしはもう帰るわよ。」
凜『……』
義母「じゃあね。凜」
親父「凜。さぁ、こちらにおいで。」
凜『親父様!!…私は、』
女郎「…かわいそうに。」
凜「え?」
女郎「あんた。売られたんでありんしょう」
凜『……。』
親父「凜。お前は今日からここで働くんだよ。」
凜『…ここは。』
すると急に奥の部屋から…
??「その子が朝露(あさつゆ)の子かい?!」
いきなり大きな声を出して誰かがでてきた。
親父「そうだ。良く似ているだろう。」
親父様から笑顔が溢れた
親父「紹介しよう、この店の娘たちを世話してくれている波風(なみかぜ)だ。」
波風「凜ちゃん。私のことは女将さんって、言って。困った事があったら、私になんでも言っておくれ。」
凜『あの…』
女将「どうした?」
凜『……母さんは、ここにいると。おばさんから聞きましたが。母さんは何処に…。会って聞きたいことが!!』
女将「…今は、無理だね。」
凜『どうして!?』
女将「凜。お前がこの仕事を逃げずにちゃんと結果をだして働いてくれれば、母親と逢わせてやろう。」
凜『…そんな。』
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