運命の日

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運命の日

H23 3 13 俺はあのカードと出会ってから運命が変わった この日は俺の人生の分岐点だった 今の俺から言わせれば、カードを拾っといて良かったとおもっている あんなに勇敢な自分に出逢えたのだから… …階段を上がってくる音がする 「はぁ……」 この階段の音は遊代だな…… なぁに、いつもの事なのだ 弟である遊代は中1 俺の部屋がある二階に上がってくる理由は今まで2つしかなかった 1つ目は 「兄貴、勉強教えて!」 この場合、勉強オール3の俺でも中1の問題ならなんとか教えれる しかし2つ目は…… 言おうとした瞬間… 俺の部屋の扉が勢いよく開き、弟が入ってきた 遊代「兄貴、決闘(デュエル)しようぜ!」 ………これだ もう何度も言っているはずなのだ 遊騎「あのなぁ、遊代。俺はゲームとかはやらない派なんだよ」 遊代「一回やればハマるって!兄貴絶対素質あるよ!」 遊騎「俺は読書とかが好きなんだ」 遊代「う~んそうだなぁ、初めてでも使いやすいデッキじゃないとダメだよね」 ……俺の話を聞いてくれない 遊代「そうだね、まずはビート系のデッキを……」 遊騎「だからやらないって」 遊騎「ゲームって一度やると、辞められなくなるだろ?金の消費も激しくなるし」 遊代「……その通りだけど」 遊代が部屋を出ていく おや?すぐに諦めるとは珍しいな……
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