3人が本棚に入れています
本棚に追加
「行くぞ」
「お、おう」
早朝、俺とおじゃまグリーンはヒーローの国を目指し出発した
おじゃま達が手にハンカチを持って俺達を見送ってくれた
「なぁグリーン、スカイクレイパー行く途中になんか危険な地帯無いよな?」
「竜の渓谷という谷がある」
「竜の渓谷?」
「うん、ドラグニティ種というドラゴンと鳥獣が共存している谷があるんだ。まずそこをどうするかだ」
グリーンはア○ルーみたいに歩きながら喋る
まぁ危険な地帯がない訳ないよな……
「ハァ」
小さなため息をつく
それを見たグリーンは察したかのように
「まぁ、そう落ち込むな。いずれ慣れるさ。この冒険、俺の予想では長い旅になりそうだからな。危険地帯なんて幾つも通ると思うから慣れるよ」
慣れてしまうのもどうかなぁと思う
こうしてずっと徒歩のつまらない日々を3日続けた
「ついたよ、竜の渓谷」
「うわぁ」
今崖のてっぺんにいるが、上を見渡したら限りない夕焼けに竜が飛んでいる
「この谷を越えるのは大変そうだな」
言っている内にドラグニティ種と思われる鳥獣と目があった
グリーンが慌てて
「馬鹿!目を会わせるな!」
と言うがもう遅かった
「貴様ら何者だ?」
「え~と」
「お~いドゥクス」
ドゥクス?仲間か?
「なんだ?レギオン」
空からまた鳥獣が降りてきた
しかしどちらとも神秘的な感じがある
「コイツらどうする?」
「う~ん、取り敢えずアームズ家に伝えるか」
「そうだな」
アームズ家?色々な単語が出てくるな
冒険では一つ一つの単語を覚えとかなくちゃな
というか考えてる内に
拘束されてどこかへ連れて行かれている
「高い所ダメぇぇ~!!」
いや、決して苦手では無いのだが、空を手足縛られたまま飛んでるとマジで怖い!
最初のコメントを投稿しよう!