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長居すればするほど、『お土産』の量が増えて行きそうだったので、私たちは早めにおいとますることにした。
当たり前だけど、帰り道も同じ光景が広がっていた。初めから何もない光景と、あるはずのものがない光景を見るのでは、大違いだった。
俊ちゃんは、そんな光景を見てはしゃぐ。
「マジ俺も当日はいわきにいてー…。」
自分の危険回避術を、延々話してくる。武勇伝のごとく。その感覚が信じられなかった。
しばらく私は無視を決め込むことにした。
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