第一章

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ビクゥッ! 三バカ+日向は土方の怒声に竦み上がった。 藤・原・永「「「す、すみませんでしたぁ!」」」 三人はガバッと起き上がるとドタドタと走り去って行った。 日「じ、じゃぁ私も…」 日向がそろーりと部屋を出ようとしたとき… 土「お前は此処に居て良いんだよ。」 日「へ?」 土「部屋の余裕もねぇし。 総司良いだろ?麻生と相部屋でも。」 土方が総司の方を向き直って聞く。 総「良いですよ。日向さん面白そうだし。」 総司はさらりと言ってのけた。 日「い、良いんですか?」 あまりのさらりさに動揺して、敬語になっている。 総「良いですよ。日向さんのこと気に入りましたし。 面白過ぎます。」 総司はクスクスと笑った。 日「ありがとうございますぅー。土方さん怖かったぁ。」 日向は総司に向かってワーっと走り寄った。 土「おまっ!怖いって!」 総「確かに土方さんは顔怖いですよねー。」 総司はさっきにも増してケタケタと笑っている。 土「お前らぁー!」 土方が今にも襲い掛からんとする。 近「まぁまぁ、歳、仲良くするのは一向に構わんが、今は時間が無いぞ。」 土「チッ!ったくお前ら、覚えとけよ!」 土方は已む無く襲い掛かるのを辞めてドタドタと近藤と共に部屋を後にした。
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