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日「うん。してたよ。私が剣道を始めたきっかけはこの壬生浪士組の人達がお芝居の中で刀を振るってるの見て、格好良いなって思ったからなんだよ。」
総「そうなのですか?
未来では私達はお芝居になっているのですか?」
総司は少しワクワクした顔で訊いた。
日「うん。皆格好良いんだよ!未来ではこの集団を知らない人はそうは居ないよ。私はその中でも群を抜いて壬生浪士組について調べ尽くしてたけど。」
総「へぇー…凄いや。」
日「総司くんは、天才美剣士って伝わってるよ。
でも本当に会ってみて、確信したよ。総司くんは美青年だね。」
驚く総司に日向は悪戯っぽい笑みを見せながら言った。
すると総司は顔を真っ赤にしながら「おだてても何も出ませんよ!」と言ってご飯を掻き込んだ。
日「えー。本当なのにぃー」
日向はニマニマしながら言った。
総「は、早く食べないと、土方さん待ってますよ!」
そんなテンパりまくりな総司を可愛いなぁ等と思いながら、土方を剰り待たせるのも恐いなと思い急いでご飯を食べた。
すると総司が「あの」と声を掛けた。
日「ん?何?」
総「今日の入隊試験に合格したら甘味処に一緒に行きませんか?」
日「甘味処!?京の街に出られるの?行きたい!」
日向は目をキラキラと輝かせて総司を見詰めた。
総「但し!入隊試験に合格したらですよ!?
それから土方さんに許可を貰ってから!」
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